寝ているだけで痩せる?ダイエットの効率が上がる方法とは!?

「ダイエットをしてもなかなか結果が出ない⋯」
「もっと効率よくに痩せる方法はないのだろうか」
こんなお悩みや考えを経験された方がいるのではないでしょうか。
ダイエットを効率よくするために欠かせないのが、エネルギー代謝を上げることです!

今回の記事を読むことで、エネルギー代謝を上げる理論と方法が理解でき、寝ているだけであなたのダイエットの効率を上げることが出来ることが期待できますので、ぜひ最後までお読みください。

【ダイエットの効率が上がる理論①】
基礎代謝を上げよう!

代謝とは、体の中の化学反応のことで、外界から取り入れた物質を使って体内で行われる化学反応のことです。

つまり、呼吸で取り込んだ酸素や食べたものが、体を動かすエネルギーや体を作る材料となります。
代謝には「基礎代謝」「活動代謝」「食事誘導性体熱産生」の3種類ありますので、それぞれ簡単に解説します。

どれもダイエットの効率が上がることに関わっていきますので、早速チェックしていきましょう!

基礎代謝

生命維持に必要最低限のエネルギー代謝のこと。

体温を保つ、心臓や内臓を動かす、吸をするなどの生きるために必要最低限のエネルギーのことを言います。

代謝が低いと体温が低かったり呼吸が遅くなったりしてダイエットの効率が低下すると考えれらます。

活動代謝

仕事や運動など日常生活で行われるエネルギー代謝のこと。

日中の動きが少ないデスクワークの方や運動不足の人は、活動代謝が低下しやすくなります。

活動代謝が低い人は、慢性的に消費されるエネルギーが低い可能性があり、ダイエットの効率を低下すると考えられます。

食事誘導性体熱産生(DIT)

食事誘導性体熱生産(DIT)は、食事中や食後に体が熱くなること。
タンパク質の30%、脂質と糖質の7%が熱に変わると言われています。

この食事誘発性熱産生によって得られた熱は、寒い時には体温の維持、気温が適温の時には熱は単に放出されるとされています。

DITは総エネルギーの約10%なので、ダイエットの効率を低下する可能性は低いと考えられます。

(厚生労働省)e-ヘルスネットを参考に作成

上記の図を見てわかるように、基礎代謝が1日に消費される総エネルギー量の約60%を担っていることがわかります。

「運動をしているのに痩せない」「食事制限をしているのに痩せない」という方は、この基礎代謝が低いことが考えられます。

ダイエットの効率が上がる理論①のまとめ

  • 食事制限や運動をしても痩せにくい人は基礎代謝が低くダイエットの効率を下げてい
    る可能性がある
  • 総エネルギー量の約60%を占める基礎代謝を上げることでダイエットの効率を上げる
    ことが出来る可能性がある

【ダイエットの効率が上がる理論②】
基礎代謝と内臓の関わりを理解しよう

基礎代謝の中でも、安静時の代謝量は組織ごとで大きく異なります。

実は筋肉だけではなく、意外にも肝臓や脳の代謝量がズバ抜けて高く、脂肪組織の代謝量が低くなっていることが、下の表に示されています。

筋肉や骨に比べ脂肪が多い人で体脂肪率が高い「隠れ肥満」の人は、運動しても食事制限をしてもダイエットの効率が悪いということがわかります。

また、肝臓は約500種類もの代謝をこなしていると言われていますので、エネルギー代謝が高いと考えられます。

(厚生労働省)e-ヘルスネットより画像を加工して作成

ダイエットの効率が上がる理論②

  • 基礎代謝量が多い組織は1位→筋肉、2位→肝臓、3位→脳
  • 脂肪組織の安静時代謝量は上位3つに比べかなり低い
  • 筋肉に比べ脂肪が多い「隠れ肥満」の人はダイエットの効率が悪い

【ダイエットの効率が上がる理論③】
基礎代謝を上げるには呼吸が重要!

静時の代謝が高いのは筋肉や肝臓や脳であることがわかりました。
これらの組織の代謝を上げると基礎代謝が上がり、ダイエットの効率が上がり痩せやすくなることが期待できます。

組織の代謝を上げるのに必要なことは様々ありますが誰でも簡単に出来る方法が呼吸です!

人が生命を維持するにはエネルギー源となるATPを作り出す必要があります。

ATPは細胞の中のミトコンドリアが作ってくれているのですが、ATPを産生する過程で酸素が必要であり、食べて物をエネルギーに変えるにも酸素が必要です。

酸素は呼吸をすることで体内に入っていきます。
人は1日に約2万回呼吸をしていると言われているのですが、現代人は座ってばかりいて運動不足により約3万回呼吸していると言われていて、「陸で溺れている」なんて言われることもあります。

一度の呼吸を深くしてたくさんの酸素を取り入れ、エネルギー源となるミトコンドリアのATP産生を促すことで、代謝が上がる可能性があると解釈できるのではないでしょうか。

腹式呼吸も胸式呼吸もどちらでも良いので、10回ほどゆっくりと深呼吸をして肋骨と横隔膜をよく動かして酸素を多く取り入れることにより、寝ている時の呼吸を楽にして酸素を取り入れやすくなり、ダイエットの効率を上げることが期待できますので、皆様もこれから座っているときに最低でも1時間に1度は肋骨や横隔膜を意識した深呼吸をしてみください。

【参考ホームページ】
有酸素性エネルギー代謝(e-ヘルスネット-厚生労働省)
身体活動とエネルギー代謝(e-へルスネット-厚生労働省)
加齢とエネルギー代謝(e-へルスネット-厚生労働省)

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